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pyonsuke

ドールオーナーです。割と多趣味なので色んなことを更新します。

ソクラテスの弁明・クリトン

プラトン著、久保勉訳 『ソクラテスの弁明・クリトン』
読みました。哲学書なので、少し難しかったです。
藤村シシン先生のブログに載せられていた、割とクオリティの高い人形劇を見てから、ずっと読みたかったんです。ソクラテスが証人にアポロンをたてたところは凄かったです。神様を証人にたてるって凄いよ…

概要
ソクラテスアテナイの賢人。しかし、ソクラテスは自分が賢人とは認めない。
ソクラテス「だって私は知者でないことを知っている」
カイレポン「じゃあデルフォイアポロン様に聞いてみようぜ‼︎」
そこでアポロンの神殿で巫女の口を介して聞いたところ、全ての人のうちでソクラテスこそ、最も賢き人と告げられた。しかしソクラテスは自分が知者でないという。この神託は神からの謎かけであり、それを解くために、ソクラテスは知識人と言われる人達に質問を繰り返していった。そうしているうちにソクラテスアポロンの神託を信じていないとメレトスに告訴されてしまう


これを読んで心に残った台詞を書いていきます。

「いずれにもあれ、事件をして神の御意のままになりしかめよ」
「諸君、真に賢明なのは独り神のみでありまた彼がこの神託においていわんとするところは、人智の価値は僅少もしくは空無である」
「死を恐れるのは、自ら賢ならずして賢人を気取ることに外ならないからである。しかもそれは自ら知らざることを知れりと信じることなのである。死とは人間にとって福の最上なるものではないかどうか、何人も知っているものはいない、しかるに人はそれが悪の最大なるもものであることを確知しているかのようにこれを怖れるのである。」
アテナイ人諸君よ、私は諸君を尊重しかつ親愛するものであるが、しかし諸君に従うよりもむしろいっそう多くの神に従うであろう」
「彼は諸君を幸福であると見えるようにするだけであるが、私はそうあるようにさせるのだからである」
「徳が富から生ずるのではなくて、むしろ富および人間にとっての他の一切の善きものは、私生活においても公的生活においても、徳から生ずる旨を附言することに外ならないからである」
「いずれにしても私は、決して私の行動を変えないであろう、たとえ幾度の死の運命に脅かされるにしても」
「『ソクラテスよ君はここを立ち退いてから、沈黙して静かな生活を送ることはできないのか、』と。これこそは諸君のうちある人を納得させるに何よりも困難な点である。すなわちもし私が、神命に背くことに外ならない、またそれ故にじっとしていることは私にとって不可能である」
「私は、弁明の際にも身に迫る危険の故にいやしくも賎民らしく振舞うべきではないと信じていたし、今でもそういう弁明の仕方をしたことに悔いない。むしろ私はかくの如き弁明の後に死ぬことを、そんなにしてまで生きることよりも、遥かに優れりとする」
「諸君、死を脱れることは困難ではない、むしろ悪を脱れることこそ遥かに困難なのである。それは死よりも疾く駆けるのだから」
「最も立派で最も容易なのは、他を圧伏することではなく、出来得る限り善くなるように自ら心掛けることである」
「(要約)あの世の生活は驚嘆するものであろう。昔の人達に出会えるのならば、自分の運命を彼らの運命と比較してみることによって、けっして少々の愉快ではないだろう」

 

クリトン

 

ソクラテス「なぜわれわれはそんなに多衆の意見を気にしなければならないのだろう」
→→クリトン「ほとんど最大ともいうべき禍害をさえ加えることが出来るのだよ」

クリトン「君は自らを救うことが出来るくせに我身を犠牲にしようとしているのだ」
クリトン「人は子供を産ませるようなことをしないか、それとも、その扶養と教育とに伴って来る困難を耐え忍ぶか、どちらかにしなければならないのだ。」
ソクラテス「1番大切なことは単に生きることそのことではなくて、善く生きることである」