pyonsuke

ドールオーナーです。割と多趣味なので色んなことを更新します。

黄金の驢馬読んだ

黄金の驢馬を読んだよー。


主人公はルキウスという青年で、魔術に関して興味を抱いている。第1、2歌はルキウスが旅の道中や宴にて会った人から怖い話を聞いていた。ルキウスはミロオという人の家でお世話になっているが、そのミロオの妻の女中?のフォーティスと早くも第2歌で好い仲に…。ルキウス手が早すぎだし、ここら辺の描写めっちゃエロいし、ルキウスの口説き方が面白くて笑った。
ミロオの妻は魔術を使えて、ルキウスは魔術を使っているところを見たいとフォーティスに手引きしてもらいこっそり覗き込む。ミロオの妻は薬を塗ると鳥に変身し愛人のもとまで羽ばたいていった。
その隙にルキウスは自分も鳥に変身してみたいとフォーティスに渡された薬を塗ったが、フォーティスが慌てて間違えてしまった為に驢馬に変身してしまった。
普通間違えるか?つーかそもそもなんで驢馬に変身する薬があるんだ?気に入らなかったやつに塗るのかな…?
で変身を解くには薔薇を食べることであり、フォーティスは翌朝に持ってくると約束し、ルキウスはその日の晩は馬小屋の近くで寝ていたが、タイミング悪くミロオ家に泥棒が入ってしまい、そのまま泥棒に連れて行かれてしまった。
ここからこれでもかっていうくらの災難の連続に見舞われるルキウス。散々驢馬としてこき使われ、薔薇があっても盗賊団の前で変身してしまうと、不気味だと殺されてしまうから食べられない。挙句の果てにミロオの家の家財を盗んでいったのはルキウスであるとなってしまっていた。
その後盗賊団は一人の少女を誘拐してきた。その少女が泣きやまないので、盗賊団の老婆が泣き止むように聞かせた話がクピドーとプシュケーの話
昔のお話って基本が男性の話ばかりの中で、女の子が主人公で冒険する話は珍しいと思います。やっぱり一番好きなシーンはプシュケーが見ては行けない主人(クピドー)の姿を見て、うっとりしているところ、蝋がクピドーに垂れてしまい、クピドーが起き上がって、妻の裏切りを知ってしまう事です。
最後にクピドーがゼウスに「プシュケーと結婚したい」と言った時のゼウスの神対応もなかなかだと思う。ゼウス!なんていいじーちゃんなんだ!と
でその後ルキウスは盗賊団が寝ている合間にその少女を連れて脱走しますが、また捕らえられてしまいます。盗賊団がこの二人をどう処刑しようかと話し合ったした結果、驢馬(ルキウス)を殺してその胃袋の中に生きたまま少女を顔だけ外に出すようにして縫い付けて入れよう。という処刑法になった。私今まで知ってきた中でこれが一番嫌だ。腐敗していく強烈な臭いに耐え、蒸れる暑さに耐え、そして驢馬に這ってくる蛆虫に恐怖しながら自分も蛆虫に喰われてしまう…
最悪…最悪すぎる…
前にマムが言ってた、中国の処刑法で目を抉って、鼻と耳を削いで、ダルマにして肥溜ぶっ込まれるっていうほうが………ってどっちもいやだけど…
虫大嫌いだし蛆虫が這ってくる恐怖はしたくない。
でその処刑がなされる前の晩に盗賊団に新人が入った。彼は盗賊団の首領となり、そのような処刑はやめて少女を娼館に売り飛ばし、驢馬を殺した方がいいと提案し、そうなった。その日の夜にみんなで食事している最中その首領は少女のもとへ赴き、少女は嬉しそうに抱きしめたりキスしたりした。ルキウスは呆れていたが、実はその首領はその少女の結婚相手で、潜入し助けに来たのだ。その後盗賊団に睡眠薬をワインに混ぜて飲ませ、寝てしまったところを縛り上げて、少女と驢馬を連れて、街へ帰還。そして街の皆を引き連れて、盗賊団を殺した。
かっこいい〜!!私もこんな旦那がいいなぁ。めっちゃ王子さまじゃないか!素敵すぎる。でもこの後死んじゃうんだけどね…悲しいわ〜。この少女も自殺しちゃうし、幸せな夫妻だったのに…辛すぎる。
ルキウスはその後色んな人に飼われながら、色んな所を点々とし、生命の危機に脅かされたり、去勢されそうになったりなど、散々な目にあってきた。
最後の主人の時は、ルキウスが驢馬なのに人間の食物を好んで食べたり、酒を呑んだりしていた事をいい事に、ルキウスに色んな技を仕込んだりして見世物として儲道具にしていた。今までの境遇とか、人間の食事を食べていける事を考えたら、本当にこの状況は幸せだろうな。
で、ルキウスはどんどん有名になっていく。ある日一人の婦人が驢馬のルキウスに惚れ込み、夜にルキウスのもとに訪れた。ルキウスの見張り番には金を握らせて毎日のように足繁く通い、ルキウスを抱きしめたり、キスしたり、獣姦したりしていた。それをみた見張りは主人に報告し、これはいい儲になると獣姦の様子を見世物にしようとした。しかし流石にこの婦人の名誉に関わる事なので、別の女を見繕う事にして、用意されたのは、女囚であった。ルキウスはこの女囚と交わり、観客から反感を買わないかと心配し、大急ぎで逃げ出した。驢馬とどうやってやるんだろう?婦人の気持ちをあまり理解できないし、獣姦ってしたら子供ってうまれるのかな?牛とパシパエの間にできたミノタウルスみたいに…どうなるんだろう?
逃げ切ったルキウスは洞窟の中に隠れてそこで女神に安心して人間に戻る術を教えてもらい、翌朝、その指示通りにし、人間に戻る。
それからは神官?になって物語は終わり。

すごいおすすめ。註も少ないし、この時代に興味はなくても全然読めるんじゃないかな?と。知識がなくても読める読める。